Episode2 HDDを擬似SSD化してみることに

このページに掲載されている事実は２００９年初頭に行なったものであるので、数年経っているので参考までに読んで頂ければ幸いかと。

富士通 LIFEBOOK 665-MC2のHDDを擬似SSD化してみた(´▽｀)ノ
以前から「ゼロスピンドル化改造」なる名前でトライした人がいるが、ASUSの「EeePC」のヒット以来HDDをSSD（ソリッドステートディスク 旧名 シリコンディスク）に交換する改造が注目されているようである。

んで・・・買ってきたのがコレ

買ってきたのは 2.5'IDEをCFに変換するアダプタと16GBのCF。
どんなものか実際に試すだけなのでCFの性能等は今回度外視ってことで(笑)

んで、ばらして組みつけてみる

665MC2に限らず、MC系なら本体裏のビス６本はずしのみでHDDが拝める。

んで・・・こうなった

こんなかたちでマウント。凄くスッキリする(笑)
このままだと組み付けた後にガタガタ動くので、厚紙などを使って固定した。

そして何事も無かったかのようにXPをインストール・・・のはずだが・・・・
何か遅いぞコレ・・・(´；ω；｀)
・・・インストールに５時間も掛かった(汗)

う〜ん・・・一応XPは動いてるけど、所々で変に引っ掛かるようなモタツキ・・・(汗)
試しに「Crystal DiskMark」で速度を計測したのだが・・・

Toshiba製の20GB HDD
Sequential Read : 20.713 MB/s
Sequential Write : 19.554 MB/s
Random Read 512KB : 13.339 MB/s
Random Write 512KB : 12.214 MB/s
Random Read 4KB : 0.285 MB/s
Random Write 4KB : 0.283 MB/s

擬似SSD化(CF16GB) FAT32
Sequential Read : 29.184 MB/s
Sequential Write : 2.959 MB/s
Random Read 512KB : 29.061 MB/s
Random Write 512KB : 1.098 MB/s
Random Read 4KB : 7.240 MB/s
Random Write 4KB : 0.011 MB/s

擬似SSD化(CF16GB) NTFS
Sequential Read : 28.583 MB/s
Sequential Write : 8.577 MB/s
Random Read 512KB : 29.141 MB/s
Random Write 512KB : 1.132 MB/s
Random Read 4KB : 6.607 MB/s
Random Write 4KB : 0.012 MB/s

上記３つの計測は自分なりにググってレジストリ最適化やファイル削除をした後に計測。

HDDの機械音が無くなり、発熱もほぼ無い状態なので使い心地はいいかもしれない。
しかし・・・CFの性能なのか、無反応状態が頻繁に起こりやがった(´；ω；｀)
これが高性能なCFや本物SSDだったら十分な速度が出るかもしれない。
こと読み込み速度はこのノートでも明らかに速い！と実感できるのだから(汗)

でもこの改造で思ったのだが、自分の改造スキルにかなり良い勉強になるのでは？と思ったので、暇があったら他のCFアダプターや高性能CFを使って試してみようと思う。

そして数日後・・・。

先日の擬似SSD化で新たなる光明を垣間見たので、今回はちゃんとしたパーツを買ってきてリベンジしてみた(´▽｀)ノ

IDE CF変換アダプターの「宇奈根」とSanDiskのCF「Extreme III」。
ググって情報を見てみると、SanDiskのCFを擬似SSD化したレビューをあまり見かけなかったので人柱覚悟で導入してみることに。

先日実験したCFとアダプターを比較。
「宇奈根」はCFカード２枚挿しが出来るので、成功したら２枚挿しで運用をしてみようかと(^-^;
「Extreme III」はU-DMA転送に対応していないが、SLC（single-level cell）技術で高速らしいので、先日購入した16GBのCF（MLC）とどう違うのかを自身で知る為にも購入(^-^;

んで・・・早速組み付けてみた

こんなかたちでマウント。
先日の変換アダプターより大きいが、ちゃんと固定できるので当て物をせずに済んだ(笑)

んで、お約束のXPをインストール(^-^;
今回は２枚挿しの事を想定して、BIOS設定でHDD認識を「自動」としてみた。

おぉ！HDDまでとは行かないまでも結構早くインストール終了！！(´▽｀)ノ
ちなみに３時間ほど掛かりましたとさ(汗)

XPを動かすと、先日のCFより明らかに引っ掛かりは少なくなった！
しかし「Extreme III」は「リムーバブルディスク」と認識してしまうので、ググってHITACHIの「MicroDiskDriver」を使用してHDDとして認識させた(^-^;

そして「Crystal DiskMark」で速度を計測したのだが・・・

--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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Sequential Read : 4.667 MB/s
Sequential Write : 3.824 MB/s
Random Read 512KB : 4.724 MB/s
Random Write 512KB : 2.178 MB/s
Random Read 4KB : 3.319 MB/s
Random Write 4KB : 0.039 MB/s

Test Size : 50 MB

１回目のCFはU-DMA転送で読み込み速度は出ていたが、書き込み速度の遅さが出てしまって全体的にストレスを感じたが、今回はPIO転送なので確かに遅さはあるが、１回目のCFより全然快適に使うことが出来るようになった！(゜д゜)
ここにSLCとMLCの差がはっきり出たのではないかと思う。

しかし・・・しかしだな・・・。
U-DMA転送ならどうなるんだろ？

そんなわけで、急遽・・・

はい、SanDiskの「Extreme IV」ときたものだ！！(爆) （上記右のCF）
勢い余って「Extreme III」で結果を出した後、秋葉原に（ｒｙ

「Extreme IV」はU-DMA対応のSLC技術のCFであるので、これがどのような結果になるかワクワクしながらWindowsXPをインストールしました。

うおおおお！確かにインストールが速くなってる！(゜д゜)
それでも２時間ほど掛かったのはご愛嬌ってことで(汗)

XPを動かすと・・・おい！これ本当にCFか？という位に滑らかに動く！いや本当に！
しかし「Extreme III」同様、「リムーバブルディスク」と認識してしまうので、これまた「MicroDiskDriver」を使用してHDDとして認識させた(^-^;

そして「Crystal DiskMark」で速度を計測したんだが・・・

--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------

Sequential Read : 22.518 MB/s
Sequential Write : 12.863 MB/s
Random Read 512KB : 22.531 MB/s
Random Write 512KB : 6.892 MB/s
Random Read 4KB : 8.172 MB/s
Random Write 4KB : 0.100 MB/s

Test Size : 50 MB

・・・殆どHDDでの運用と変わりがない(笑)
多少ディスク(CF)への書き込み段階で引っ掛かりがあるが、全然気にせず運用できる！！(゜д゜)

良い事尽くめでありましたが、もちろん欠点も忘れてはいけないよね・・・(汗)

それは・・・「CF２枚挿し」で運用をすると、恐ろしく不機嫌になること！！！･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･
３日費やして以前購入した「宇奈根」に差し替えたりとか色々と試してみたのだが、「CF２枚挿し」にした途端にPIO転送固定になってしまい、めちゃくちゃ遅くなりやがる(´Д⊂ヽ

結果・・・「FMV６６５MC2で擬似SSD化は１枚のCFでの運用」が望ましいようである(^-^;

それでも「WindowsXP」を可能な限り軽量化＆レジストリチューンしているから、ネット観覧やチョッとしたデータやり取り等に使える665MC2になりやしたとさ(´▽｀)ノ

PS： この後、前会社の運行管理者様に無期限貸与したのだが、現役で動き続けているようである(´▽｀)

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