1998/09/02 作業
S13 強化クラッチブラケット取付


いやはや、大変お待たせしました。
先輩のチェイサーの作業から更新していませんでしたが、今回は私のS13のクラッチペダルのブラケットが折れてしまったので、その強化品の取り付けを掲載します。
(2004/11/11 文章改訂)


夏休みに入って何処か行こうかなぁ・・・と思っていたのに、行き着く所はみんなお盆休みの為に混雑していたのでいきませんでした(^^;
仕方が無いので、首都高速の芝浦PAにある自動販売機売りのラーメン(※この当時はあったんです。現在はありません。)でも食ってやろうと思い、S13を首都高へ走らせました。
ところが何も前ぶれもなくクラッチペダル付近から「バキッ」と鈍い音がして、クラッチペダルが曲がってしまいました。良く見ると、ブラケットの溶接部分が見事に剥がれてしまい、ペダルが宙ぶらりん状態?になってました。

S13のクラッチペダルブラケットの破損は良く聞く話でしたが、まさか自分のもなるなんて・・・(T_T)
私はクラッチ操作に関しては友達にも煩く言っているほどの「クラッチの繋ぎが丁寧」な運転なので、雑に繋いだ事は殆ど無いです。まして「ドリフト中にクラッチを蹴る」運転はやった試しがありません!

う〜〜〜〜〜!ブラケット破損に納得いかない!!でも交換しないとまともな走りは到底できませんね(^^;
というわけで、強化品を購入してきました。

これが噂の「S13 強化クラッチブラケット」です。何だか色がCUSCOしてますね(笑)
「車工房リキ」さんで取り扱っていました。値段は15000円税別です。
(現在はNISMOからこれと同じような強化品が販売されています。この当時は無かったんですよ(^-^;)

CA用とSR用があり、これらに互換性が無い(CA用はSRには付かない、その逆も不可)と言ってましたので、購入する時は注意してください!
実際、CAとSRのクラッチブラケットは形状が若干違います。


それでは作業に入ります・・・・が、夜間の作業なので写真が見辛いと思われますがご勘弁を(^^;
運転席の下を覗くと上記のようにひん曲がっています。決してやらせではありませんので(^^;
最初にクラッチオペレーティングロッドをペダルから外します。スナップピンでとまっているので簡単に外せますが、スナップピンを無くしやすいので注意しながら作業します。


クラッチブラケットは、クラッチマスターシリンダーを止めているナット2つと、クラッチブラケットの上方に車両と結合させているボルト1つ外すと取れます。
私はこのナット2つを取るのがちょっと大変でした(^^; 場所が狭い上に工具も入り辛い場所にあるからです。何とかエンジンルーム前方から手を入れて工具を固定させて取りました。
クラッチブラケットが取れてもマスターシリンダー本体は下に落ちませんので固定する必要はありませんでした(^^)/


クラッチブラケットを車両から取ったところですが、ご覧のように見事にブラケット左側のスポット溶接が剥がれていました。
まぁ元がスポーツカーの部類では無いS13ですから強化クラッチ入れた時の事までは考えてなかったのでしょうね>日産
しかし・・・・これが首都高上がる前で良かった・・・・・。首都高の上で起こったことを考えると戦慄が走る・・・(^^;

一緒になってクラッチペダルも外れるので、ブラケットからペダルとアシストスプリング等を外します。
アシストスプリングはかなり強力なので、外す際は十分注意しましょう!
それと、ペダルストッパー(HICAS付車はクラッチスイッチ)は外す前に元の位置をマーキングしておきます。


・・・とまぁ、組みかえると上記のようになります。
クラッチペダル組み付けの時に、アシストスプリングが滅法入り辛いので根気良くやりましょう。
組みつけ終わったら、クラッチブラケットを外した時の逆の手順で車両に取りつけます。


無事に終了した模様です。ペダルも正規の位置になりました(^^)/
しかし、上記のようにほとんど見えなくなってしまいます。
せっかくCUSCOチックな部品を入れたのに・・・・といっても仕方ないですね(笑)

これで安心してクラッチペダルを踏む事が出来ます(^^)/


今回の修理に限ったことでは有りませんが、整備要領書と部品カタログが凄く役に立っています。値段が張りますが持っていて損はないでしょう。
私が持っているのは180SXのものですが、外装以外は殆どシルビアと同じなので有効に使っています。(整備要領書は180SXのCA版)

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